ピアニストが語る~Vol.4/本番のピアノの対応の仕方!

皆さん、こんにちは!!
ピアニストの澤田愛音です♪

毎日、暑い暑い~!!って言ってたらもう9月!!
あっという間に秋がやってきちゃいますね( . ̫ . )🍂✨️
「○○の秋」という言葉がありますが、私はなんと言っても食欲の秋!!!いつにも増して美味しいものをたーっくさん食べたくなる季節です(*´ч`*)笑
もともとラーメン屋さん巡りが大好きな私ですが、1月から数えて今で25杯!(9/1調べ🍜)年末までにあと10杯くらいは食べれるかなぁ~目指せ40杯!!!
皆さんも美味しいものをたくさん食べて幸せな秋を過ごして下さいね!!

さて、第4弾となる今回は「本番のピアノの対応の仕方」についてお話させて頂きます!
え?どういうこと?ってなるかもしれませんが、メーカーによってタッチ感や音色の特徴が違うのはもちろんのこと、実は同じメーカーのピアノでも個体によってタッチ感から音色、響き方まで全然違うんです。
例えば、明るくキラキラと鳴り響くピアノがあったり、深みのある柔らかい音が鳴るピアノがあったり、スッと軽いタッチのものがあったり、少し抵抗感のある重たいタッチがあったり、、、こうしたピアノ1台1台の異なる性格にアコースティック楽器の面白さや奥深さがあるのですが、私たちピアニストはマイ楽器を持ち歩くことが出来ないので、会場で出会うピアノの性格に柔軟に対応することが求められます。
(弾き慣れた家のピアノを持って行きたい!と何度思ったことか…(笑))

私はルーティンとして、当日のリハの時にスケールと適当な和音をいくつか弾いて、ざっくりとしたピアノのタッチ感や音色、響き方を確かめて「高音がよく響くピアノだから、いつもよりベース音をしっかり置いて少し軽めに高音のキラキラ音を乗せよう!」とか、「低音が少し重くてモコモコした音が特徴だから、いつもよりも体重を乗せて低音を響かそう!」とか、いつもより○○しよう!という形でその日の弾き方を考えています。
気にしすぎてガラッと弾き方を変えてしまうと全体的なバランスが崩れてしまいそうなので、基本的にはいつも通りの弾き方を軸にして上乗せで調整するというイメージです✨️

大体の特徴を掴めたら、その次にペダルの効き方を確認します!ペダルに関しては、いつもとガラッと変えることも珍しくありません。広くて響きの良い会場ででペダルを多用してしまうと、ずっとモヤモヤして輪郭がぼやけてしまうし、逆に狭くてあまり響かない会場でペダルを少なめにすると全体的に乾いた響きになってしまいます。「普段、家で弾いている時の響きと比べてどうなのか」ということに焦点を当て、ペダルの踏み方を調整することが大事だと思っています!
ただ、開場してお客様が入るとまた響き方が変わってくるので、本番中に自分の音をよく聴きながら微調整することもとっても大事です!!(と言ってもこれがかなり難しいんですけどね(笑))

ということで、以上が私の「本番のピアノの対応の仕方」です!実際に書いてみると、やらなあかんこといっぱいや…🫣と改めてビックリですね(笑)
ちなみに、リハはいつも録音しているので開演までに「全体の音量バランス」や「ペダルのかかり方、響き方」が心配なところをチェックして、部分的に計画を立ててるところもあります!

余談になりますが、普段あまり触れることのないメーカーのピアノで本番!って時はいつも以上にドキドキします!そして、そんな初めましてのピアノで演奏する機会があと数日後に控えています(* ॑ ॑* )ドキドキ

「チャリティープロジェクト ピアノ名曲コンサート」
日時→9/10(土)18時半~
場所→神戸芸術センター ショパンホール
画像と詳細はこちら!

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このコンサートでは、「Pleyel(プレイエル)」というピアノで聴き馴染みのある曲を中心に様々なキャラクターをもった名曲たちをお届けする予定です!
私は「アヴェ・マリア」や「ヴォカリーズ」といったホッと一息つきながらゆったり聴ける曲を中心にお届けします♪そして、この「Pleyel(プレイエル)」というピアノは、ショパンが愛したピアノだと言われていますが、そんな素敵なピアノで「幻想即興曲」も弾かせて頂きます!
(他に何を弾くかは当日までのお楽しみ🤭)初めましてのピアノなので、どんな音作りが出来るかは私もまだ分からずドキドキしていますが、皆さんと素敵な時間を過ごせることを楽しみにしています✨️
ぜひぜひ聴きに来て下さいね♪
 

澤田愛音(さわだ あかね)

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