実際にコンサートを企画してみよう!~自主公演編~

こんにちは!

今回は実際にコンサートを開く際の流れを簡単にご紹介したいと思います♪

※この記事は小~中規模のクラシック(ポピュラー含む)コンサートの開催例になります。

 

自主企画をしてみたい...

でも企画していただいたコンサートやコンクールしか出たことがない...

という若手演奏家さんや音楽学生も多いと思います。

 

この記事ではそのような方の力になれれば幸いです!

 

1、まずは日時とコンセプトを決めよう

漠然とコンサートを開こうと思っても演奏する楽器や規模によって

会場は様々なパターンが考えられます。

演奏の編成やコンサートの規模をまずは決めてしまいましょう。

開催の候補日は複数用意しておいた方が無難です。

 

2、会場を予約しよう

次にその内容に応じた会場を予約しよう。

会場は数十人規模の音楽サロンから100人~規模のコンサートホール等さまざまです。

 

音楽サロンとコンサートホールで予約の際の注意点が異なるのでご紹介いたします!

~音楽サロンの場合~

HP等に記載されている連絡先や予約フォームがあるものが多いです。

料金は1時間当たり〇〇円~+楽器及び設備使用料(楽器使用料込みの会場もあります)

の場所が多く、当日のスタッフは自身で用意するパターンが多いです。

こちらの場合利用料金がわかりやすく電話や予約フォームのみで予約完了できることが多いので初めて開かれる方にお勧めです。

 

~市営、区営その他公立のコンサートホールの場合~

こちらは申込書を作成の上、実際に来館しての手続きの場合が多いです。

1年前もしくは半年前から予約できますが日によっては抽選が必要になります。

利用料金はHPに記載されておりますが、営利利用や非営利利用、

企画者が該当の地域の住民かで料金が加算、減額されることがあるので注意が必要です。

チケット代を設定してのコンサートの場合、営利利用の欄を見るとよいでしょう。

また数時間の区分毎に料金が設定されているケースが多いので、

タイムスケジュールをしっかり把握したうえで必要な分を予約しましょう。

※ピアノの調律や音響照明等の設備を利用する場合その準備時間も含めて確保する必要があります。おおよそ開催日の1、2カ月ほど前にホールスタッフと打ち合わせすることになります。設備使用料の他、会場専属の技術スタッフ代がかかる場合がありますので不安な場合は会場予約の際に決まっている内容を伝えどのくらい費用が必要か質問しましょう。

 

※またコンサートの配信を行いたい場合はサロン、ホール共に配信可能かどうか確認するようにしましょう。

 

2a、著作権団体への申請

こちらはプログラムによっては必要ありませんが、著作権の切れていない楽曲を演奏する場合著作権の管理団体へ(個人で管理されている楽曲はその権利者へ)申請する必要があります。

曲目がギリギリまで決まらないor当日変わる場合がある...

という場合は一旦コンサートの開催のみを申請する形になります。

多くの場合↓へ申請することになると思います。

一般社団法人日本音楽著作権協会 JASRAC

またコンサート内容を配信する場合は↓のNexToneが管理している場合があります。

株式会社NexTone(ネクストーン)

忘れないように行いましょう。

 

3、フライヤー等広報物を作成して告知しよう

会場の予約が完了したら、フライヤーやチケット(電子チケットの場合はお申し込みページ)宣伝動画等を用意しましょう。

フライヤーデータを自身で作成して印刷業者に依頼する場合、サイズに注意しましょう。ここまで準備できたらあと一息です!

※フライヤー例は記事下部にあります。

 

4、当日の準備を忘れずに

告知も開始したしあとは本番に向けて練習...も大事ですが

本番で余計なストレスがかからないよう前もって準備しておきましょう。

多くの場合以下のものがあると安心です。

 

・当日のスタッフ(サロン規模なら1~3人、小中ホール規模なら3、4人~)

・当日のプログラムや次回以降のフライヤーやアンケート用紙

・来客者様リスト

・おつり(当日清算がある場合は忘れないように!)

・消毒液や体温計等(使わなくてもよい日が早く来てほしいですが会場に備え付けのものがない場合は持っていくようにしましょう)

 

~当日電車で会場入りする場合~

有難いことにお客様よりプレゼントをいただくことがあるかと思います。大きめのカバンを持っていくことをおススメします!

 

ここまで来たらあとは本番です。

いい演奏ができますように...

 

5、さいごに

企画、演奏お疲れさまでした!

初めての企画はとても大変だと思いますし思わぬ経費がかかることもたくさんあります。

ここに記載したものはほんの一例ですので、色々と試してみてご自身の理想の演奏会を見つけていただけましたら幸いです!

 

演奏会デザインカンタービレでは様々な形でイベントを企画しております。

演奏者様の希望に合う形をご提案させていただきますのでもしよろしければ↓のページもご覧いただけますと幸いです。

www.cantabire28.com

 

 

f:id:ConcertDesignCantabile:20211008063111j:plain

演奏会風景

f:id:ConcertDesignCantabile:20211008063213j:plain

フライヤー例